ホーム / KyoSensa Insight EngineKyoSensa Insight Engine

KyoSensaの中核にある、建物を読み解く力。

AIを活用したKyoSensa Insight Engineは、相互連携型のインテリジェンス・アーキテクチャ全体で高度な機械学習を活用し、建物の挙動、環境への反応、回復の過程を時間の流れの中で理解します。センサーの計測データ、Building Fingerprint、環境情報、空間的な関係、そして人の専門知識を結び付けて意味のある変化を捉え、より早く、より確かな判断を支えます。

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01 / 計測された根拠

人の目には見えない変化を、捉える技術。

ワイヤレスセンサーが木材含水率、相対湿度、温度を計測し、その測定値が判断の拠り所になります。KyoSensaは、その測定値を読み解くための周辺情報を加えます。外部データによる降雨や天候、地域の地震、そしてカビリスクなどの算出指標です。周辺情報は確かめるべき問いを示すものであり、それだけで原因を断定するものではありません。

建物に配慮した設置

屋根裏、木構造、土台など、必要な場所を目立たず計測。建物ごとに固定方法と適合性を確認します。

人による判断

重要な判断の前に、周辺状況と根拠を確認。モニタリングは点検や専門家の判断を支えます。

02 / センサーの計測から、建物インテリジェンスへ

センサーの計測から、
建物の理解へ。

KyoSensaのインサイトはすべて、計測から理解まで同じ道筋をたどります。AIを活用したリスク検知と意思決定支援が、測定値を、人が確認できるひとつながりの根拠へと変えていきます。

  1. 01

    計測

    建物全体に配置した目立たないセンサーが、継続的に根拠を集めます。

  2. 02

    学習

    AIと高度な機械学習が、建物一棟ごとの挙動を理解していきます。

  3. 03

    比較

    変化する状態を、建物の履歴、環境、関連する計測地点に照らして読み解きます。

  4. 04

    検知

    Insight Engineが、意味のある逸脱、いつもと違う関係性、現れ始めたパターンを見つけ出します。

  5. 05

    説明

    KyoSensaは根拠をわかりやすく結び付け、人が確認し、より確かな判断を下せるようにします。

KyoSensa Insight Engine

ひとつに連携する、インテリジェンス。

KyoSensaは、ひとつひとつの信号を建物全体の状況の中で捉えます。AIを活用した相互連携型インテリジェンス・アーキテクチャが複数の建物インテリジェンスを結び付け、ひとつの根拠を、建物の履歴、環境条件、関連するエリア、回復の傾向とあわせて理解できるようにします。

KyoSensaは、建物固有のデータを周辺の環境情報や地理空間情報と組み合わせ、それぞれの建物が周囲の環境にどのように反応するかを、より的確に理解します。

ある計測地点での変化は、建物のほかの場所で起きていることや、その建物のこれまでの挙動と比べられるとき、はるかに大きな意味を持ちます。

AIを活用した相互連携型インテリジェンス・アーキテクチャ

データは、何が起きたかを伝えます。インテリジェンスは、それが何を意味するのかを理解する助けになります。

それぞれに特化した複数のインテリジェンス機能が、Building Fingerprintを中心に、KyoSensa Insight Engineを通じて連携します。

BuildingFingerprint継続的に再評価KYOSENSA INSIGHT ENGINE SUPER INTELLIGENCE
BuildingFingerprint継続的に再評価KYOSENSA INSIGHT ENGINE SUPER INTELLIGENCE

Insight Engineが継続して行うこと

  1. 計測測定値が届く
  2. 学習パターンが見えてくる
  3. 予測建物がどう反応するか
  4. 比較想定と実測を照合
  5. 検知意味のある変化を捉える
  6. 検証その後の根拠で確かめる
  7. 説明対応につながる根拠を示す
  8. 学習を続ける

KyoSensaが判断に用いる根拠

  • センサーデータ
  • 降雨データ
  • 温度・湿度
  • 地震の発生
  • 建物の履歴
  • 保守・点検
  • Proximity Awareness
  • 過去の出来事と回復

Building Fingerprintを中心に連携する、それぞれに特化したインテリジェンス機能

01

想定される挙動

建物一棟ごとの平常時の挙動を、時間をかけて学習します。

02

環境への反応

降雨、湿度、気温、そして変化する環境条件に建物がどう反応するかを理解します。

03

異常・逸脱の検知

想定される挙動から、注意すべき程度に外れた変化を見つけ出します。

04

回復モデリング

降雨など水分や環境に関わる出来事のあとに建物がどう反応し、回復するかを理解し、回復がいつもより遅い場合や、いつもと異なる場合を見分ける手がかりにします。

05

空間・ゾーンインテリジェンス

個々の計測地点にとどまらず、建物の各エリアどうしの関係を把握します。

06

カビリスク・インテリジェンス

カビリスクの高まりと結び付く、建物と環境の条件を評価します。

07

地震後インテリジェンス

大きな地震のあとの状況を判断材料に加え、注意すべき挙動の変化を見つける手がかりにします。

08

センサーの健全性とデータ品質

建物そのものの変化と、機器やデータ品質の問題とを区別する手がかりになります。

相互に連携する複数のインテリジェンス機能が、建物の根拠をひとつにつなぎます。Building Fingerprintが判断の基準となり、人による確認を経て、所見を次の対応へとつなげます。

03 / Building Fingerprint

建物の「指紋」は、こうしてつくられる。

Building Fingerprintは、設置後にその建物自身から得られた測定値をもとに、敷地内の建物ごとに学習されます。平常時の水分の水準、雨・湿度・気温への反応、出来事のあとの回復、計測エリア同士の関係を表します。新しい測定値は、しきい値に加えてこの確立された挙動とも比べられるため、変化をしきい値だけでなく、その建物自身の挙動に照らして捉えることができます。

KyoSensaは、建物全般に関する幅広い知見から出発し、学習が進むにつれて、お客様の建物により即したものになっていきます。また、モニタリングしているすべての建物がKyoSensaのモデルの改善に役立てられるよう設計されています。その場合も、お客様の生データは他のお客様と分離して管理され、各建物はそれぞれ固有のBuilding Fingerprintを持ち続けます。

Building Fingerprintは、時間が経ったというだけで信頼されるものではありません。比較に使う前に、学習に使っていない測定値で確かめ、その確からしさを示します。大規模な工事などで建物が変わったときには、学び直します。継続する水分のリスクは、いつものパターンの一部になっていても注意の対象として残します。

AIが提案し、実測の根拠が判断する。予測は結果が分かる前に記録され、KyoSensaは実際に起きたことと照らし合わせて予測を検証します。予測の手法を変更するのは、KyoSensaの担当者が根拠を確認したあとに限られます。

変化を状況とあわせて判断する

平常時の挙動からの逸脱は、続いた時間、現れた場所、そのときの天候と合わせて評価します。

継続するリスクを把握する

高い値が長く続いているからといって、安全とは限りません。材料へのリスクと建物の履歴を合わせて考えます。

局所的か、全体的か

計測地点は、それぞれが属する棟と指定されたエリアごとにまとめられます。比較することで、局所的な変化と建物全体の反応を見分ける手がかりになります。

回復モデリング

回復は、こう比べられる。

まとまった雨のたびに、KyoSensaは建物がどう反応し、いつもの水準へ戻るまでにどれだけかかったかを測ります。一つひとつの回復は、同じ場所での過去の比較可能な出来事と比べられます。地震後の見守り期間中など、他の要因が重なった出来事は混ぜずに区別します。

比較できる出来事が十分に集まるまでは、推測せず、まだ判断できないことをそのまま示します。回復が遅い、あるいはいつもと違うことは、詳しく確かめる理由であって、原因についての結論ではありません。

想定どおりの回復

建物は通常の状態へ戻っていく。

出来事水分の反応通常の状態へ
いつもと異なる回復

回復が長引く、あるいはいつもと違う。

出来事水分の反応回復の遅れ、いつもと違う経過
地震後の見守り

地震のあと、
建物をどう見守るか。

建物の近くで公式に観測された揺れが一定の強さを超えたとき、KyoSensaは地震後の見守り(Post-Seismic Watch)を開始します。見守りは次のまとまった雨まで続きます。ずれた屋根や傷んだシールから水が入り始めるのは、その雨のときであることが多いためです。

その雨への反応を、地震前の反応と比べます。データの欠落を安定とはみなさず、一度だけの急な変化を変化とはみなしません。違いが見られた場合は、点検する理由として確認に回されます。損傷の診断ではありません。

地震後モニタリングを詳しく見る
京都のパイロット

早期に発見。
損傷が起きる前に解決。

パイロットの木造物件では、隠れた床下の木材含水率が約23〜24%を示す一方、真上の台所は約13〜14%でした。床下の相対湿度は長期間にわたり約85〜95%で推移しました。

この違いを手がかりに対象を絞って調査し、水分の問題を発見しました。問題には損傷が起きる前に対処しました。目視点検だけでは懸念に気づけない状態で、継続的なモニタリングがなければ、長期間隠れたままだった可能性があります。

報告された木材含水率% WMC
隠れた床下23〜24%

検知時:アラート

この測定値をきっかけに調査を実施。その後、水分の問題を発見し、損傷が起きる前に対処しました。

真上の台所13〜14%

通常の範囲内

床下に問題があった一方、台所はこの計測期間中、通常の範囲内で推移しました。

0%10%20%30%

パイロットでの過去の測定値(2026年6月29日〜8月9日)。調査のきっかけとなった状態を示すもので、修繕後の測定値ではありません。すべての建物に共通する安全基準ではありません。

04 / プライバシーへの配慮

見守るのは、建物の状態です。

環境モニタリングにカメラ、マイク、映像・音声による居住者の監視は用いません。物理的な計測を、時間の経過と周辺環境を踏まえて読み解きます。

次のステップ

建物のことから、
管理物件全体のことまで。

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